日常使いしている人も多い食品用ラップ。
手軽で使いやすくて便利だけど、ニュージーランドでは食品用ラップとはほぼ無縁の生活をしていた私。最後のウーフ先ではたまに使っているのをみたけど、たいていどこの家庭も余ったものは保存容器に入れたり、深皿の上に平たい食器を乗せて蓋代りにしたりして、冷蔵庫へ。
わざわざラップを使わなくてもそれでいいよね~と妙に納得してしまった。それに同じ形式の保存容器に入っていると冷蔵庫の中が整理され、見た目にも美しい~
よく考えたらラップはプラスチックから作られているし、だいたい一度きりの使い捨て。なるべくゴミを出さない、プラスチックを使わない、買わない暮らしをしたい私としては食品用ラップは避けたいもののひとつ。
それに、電子レンジで加熱するとプラスチックが溶け出すとか熱々のご飯をラップに包んでおにぎりを作るとプラスチックの味がするとか発がん性があるとか聞いたことがある。
食品用ラップについて調べてみると安全性に問題はないと出てくるけど、本当にそうかな~?
でも使いかけの大きめな野菜は保存容器に収まらないし、そういう時にはラップがあると便利だなと思う。
そんな時にもってこいなのが BEE WRAP。
オーストラリアに住む家族が作りはじめたという BEE ECO WRAP は、オーガニックコットンと蜜蝋とホホバオイルで作られていて、繰り返し使うことができる。使い方にもよるけれど平均使用可能年数は約1年。100%生分解性で、使い終わったあとは堆肥化もできるそう。
買うことも考えたけど、お値段もそれなり。サイズにもよるけど一枚900円~2700円。
たまたま BEE WRAP の作り方を Youtube で見つけて、至ってシンプルに作れることを知ったので自作してみることに!
必要な材料は、綿の布、私はその辺にあった布と手ぬぐいを使用。
そこに蜜蝋を布全体に広がるように削り出す。ちなみに蜜蝋はニュージーランドのマーケットで購入したもの。1つ約300円ほどでお得でした~
そのあと少量のオイルを全体的に散らすようにかける。 ホホバオイルだと抗菌作用もあるそうなのだけれど、私はなかったので家にあったオイルで代用。
蜜蝋だけだと使う時にひび割れしやすく、オイルを混ぜ合わせることでひび割れしにくくなる効果もあるそう。
クッキングシートで挟んだ上からアイロンをかける。
蜜蝋が溶けてこんな風に透けてくる。
全体にアイロンがけができたら、熱が冷めるまで待ってから蜜蝋の広がり具合を確認する。
薄いところや足りない部分があれば再び蜜蝋を削って、アイロンをかける。均等に蜜蝋が行き渡るまでその作業を繰り返す。
動画で見てると簡単にできそうな感じだったけど、実際やってみると蜜蝋やオイルの適量がいまいち掴めず、試行錯誤の繰り返し~
ちょっとオイリーさがあったり、どんなに頑張っても蜜蝋が均一に広がらなかったりとオリジナルと同じ感じにはならなかったものの、なかなか素敵な BEE WRAP が完成~
この日の夕飯は、さんま!
帰国したばかりだったので、日本のこういう食事がたまらない。脂が乗ってておいしかった~
余った大根に早速 BEE WRAP を使ってみたよ!いい感じ~
ちなみに BEE WRAP は柑橘類などの酸性の強い食品には使えないのでご注意を!酸が蜜蝋を溶かしてしまうそう。
あとお湯で洗えず、水洗いのみなので、肉や魚、油っぽいものへの使用もおすすめしません。
それでは。
小さなことからコツコツと。
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