家や納屋の修繕、大工仕事、茅集め、畑仕事など、古屋に移り住んだ母の暮らしにはシゴトが尽きない。
これまでの遠野滞在では、薪割り、チェーンソーでの椅子づくり、壁の板張りや土壁塗りなど様々なシゴトを経験した。
そのどれもがはじめてだったけど、ここでは資格も経験も必要なし!ありのままの自分で挑戦させてもらえるのだ。だからこそ適当にやろうとは思わないし、丁寧に、美しいシゴトをしたくなる。
そして何より身体を使って作りあげていく作業というのはとにかく楽しい!また、自分のしたことが母の暮らしに直結し、一緒に暮らしを作りあげているということにワクワクする。
母の家を訪れる時はゆっくり遊びに行くという気持ちはなく、毎回ミッションを遂げにいく感じだ。それが楽しくて遠野に足を運んでいると言っても過言ではない。
今回のミッションは裏山から水を引くという大きなミッション!
かつてこの古屋では山から水を引いて使っていたという。再びそれを復活させようという試みだ。
私たちが行く前に水源の下見に出かけた母からは、水源は枯渇してしていたとの知らせ。
「これは水源探しからしないとかね~?とにかく現場を見に行ってみよう!」
ということで山に入った。
次第に急になる斜面をゆっくりと登っていくと、少し歩いたところで谷底にコンクリートで作られた水溜めが見えた。
やはりそこに水はなく、水溜めの中には泥や枝葉が溜まっているばかり。
どうしたものかと思っていると、持っていったスコップで泥を掘り起こしはじめるノブ。しばらく掘っているとなんと水が染み出してきたのだ!水源は枯れてなかった~
作業を続けるには出掛けた時間が遅かったので、作業は明日へ持ち越し。
翌朝行ってみるとなんとこの時を待っていたかのように息を吹き返した水が水溜めに満ち渡り、管から止めどなく流れ落ちていた。
「まずは水溜めの周りが崩れてこないように柵を作ろう!」
というノブの提案で作業をはじめた。
こういう時にパッと何をしたらいいか、どんな風に進めたらいいか思いつくノブの発想力と構想力は本当にすごい。
崩れた土や泥を取り除き、水溜めの中に埋まっていたビニールを取り除いた。泥は重たく、足場の少ない中で作業するのはなかなかの重労働!
柵に使う木は倒木を利用。チェーンソーはお手の物のノブ!
砂利場に支柱を立てる作業は力のあるノブでも一苦労。
あるもので作業するから、作りは至ってシンプル。
奥に見える石場から水がチョロチョロと流れ出ている。流れ出る水は少なくてもこうして溜まれば溢れんばかりに流れ出すんだからすごいな~と終始感動しっぱなしの私。
まるで水神様を祀っているかのような神聖な空間が完成~
釘は使わず全て自然素材!為せば成るものですね。
今回は時間の関係でここまでしか作業ができなかったけど、いつかこの水が母の家まで届くといいな~
遠野での時間はいつも色濃い。
こんな体験がしたい方や田舎でのんびりしたい方、母は民泊もしているのでぜひお出かけ下さいね。
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