DAY62(1/6) Zero Day

久々のアボカドはやっぱりおいしかった~

一晩中雨が降り続いた。

朝ごはんのあとカヌーの様子が気になったので、冗談混じりに「カヌーが流されていないか見てくるね~」とノブに伝えて川まで降りてみると、目を疑った。そこには両岸いっぱいに広がる大きな濁流が流れてるだけだった。

カヌーもカヌーを止めたはずの桟橋も見当たらず、一瞬降りてくる場所を間違えたのかなとも思ったが、一本道なので間違えようがない。想像を遥かに上回るほど川が増水していた。

まさかの事態に急いでノブを呼びに行った。

しばらく2人で川の前に立ち尽くしていた。「増水したからきっと川の中に沈んでるんじゃないかな。」なんてノブが話していると濁流の中から緑色のカヌーの先端がスーッと現れて、沈んでいった。「あった~!」と2人で大喜び。まるで「ここにいるよ~」とカヌーが意志表示してくれたようだった。とりあえずカヌーが流されていないことがわかり一安心。

水が引かないことにはカヌーを救出することも、ここから動くこともできずのんびり過ごすことにした。といっても、山の中にあるこの公園の周りには何もない。地図を見てみると2件ほど家があるようだが、携帯の電波も通じず陸の孤島だ。

天気はすっかり回復し、久々に気持ちのよい青空が広がっている。

水が引くことを期待してバレルを運んだものの、意味がなかった。

ランチ兼ディナーは山盛りカレー飯!

少しずつ水は引いていたが、20時を過ぎてもまだまだ水量は多く、カヌーは沈んだままだった。

今日もここで焚き火のオレンジ色の炎を眺めながら、静かな夜を過ごすことになった。思わぬ足止めだったが、幸い食料もまだ数日分残っていたので特に問題はなかった。後は無事に明日カヌーを救出できることを願うばかり!明日の朝が待ち遠しい。

毎日色々なハプニングが起こるけれど、私もノブも怪我も病気もせずに旅ができていることに改めて感謝した1日でした。

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