この記事は映画のクラウドファンディングの活動報告と同じものです。
みなさま、こんにちは!
活動報告を書こう書こうと思いつつ、、、
私にとって文章を書くことはとてもエネルギーがいることなので延びに延びて今になってしまいました。
長崎、福岡での撮影の旅を終え、今は岡山の自宅にいます。
日々の暮らしの営みに加え、クラウドファンディングのリターンの手配やプロジェクトに関わってくださる方々との連絡のやりとりなど、忙しい日々を過ごしており、気づけば旅から戻ってきてからあっという間に2週間が過ぎてしまいました!!
でも Home sweet home! で、ここでの暮らしの営みの心地よさを改めて感じる今日この頃です。
さて、二つ目の撮影地は福岡県福岡市にあるNPO法人循環生活研究所(以下、じゅんなまけん)でした!
じゅんなまけんではコンポストの普及活動や「ローカルフードサイクリング(LFC)」の実践・提案、コンポストや家庭菜園などの講座、加工品の販売、マルシェの開催など「持続可能な栄養循環が私たちの生命を支える」というミッションを掲げて活動されています。
じゅんなまけんの創設者・たいら由衣子さんのお話にとても心が動かされたので、まずはみなさんにご紹介させていただきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
じゅんなまけんのはじまりは今から約20年前のこと。
まだオーガニックやエコといった言葉が広まっていない時代、じゅんなまけんの創設者たいら由衣子は大好きな父親が余命3ヶ月と宣告され、安心な食材を求めて町を駆け回りました。しかし見つかったのは、高価で低品質の野菜。なぜこんなに手に入らないのか、なぜこんな世の中になったのか。怒りと悲しみでいっぱいになりました。
「食べものは、大切な人の存在そのものを左右する」
誰もが安心して食べることができる毎日を送るためには、どうすればいいんだろう、ふと隣をみると、自宅の庭にせっせと生ごみを埋めて堆肥をつくり、元気な野菜や美しい花を育てている母親の姿が、これだ!
だれでもいつでもどこでも堆肥づくりができるダンボールコンポストを私たちは20年以上の歳月をかけて研究開発を積み重ねてきました。今は海外へも広がっているこの活動は、大切な人を亡くした母と娘の二人三脚でスタートしたのです。
「堆肥」なんて言われると、自分とは関係ないと思うかもしれません。でも実は、土を知るだけで社会のこと、世界のこと、目に見えないことさえ見えてくるのです。それは地球上に生きているすべての人の〈いのち〉につながる物語。
(「土と暮らす」より一部抜粋)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この複雑な世の中で、忙しい人が自分ごととしてものごとに取り組むには「半径二キロ」。その小さな単位内にある「小さな循環」の世界観こそが重要だと思った。環境問題は多くの人にとってはヒトゴトであり、自然と分断された暮らしでは仕方がないと諦めていたが、うっすらと光が見えてきた。日々の暮らしと土の改善をつなげること。忙しい人でも参加できること。小さな単位での食の循環であること。この三つの解決策を導き出し、コンポストに行き着いた。
(「土と暮らす」より一部抜粋)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで住宅街を走って家庭でコンポストをされている方の堆肥を回収!
できた堆肥はコミュニティガーデンの野菜づくりに使われ、
できた野菜はコンポストをされている方の家庭に届けられる。
さて、みなさんは普段“生ごみ“ってどうされていますか?
可燃ごみとして捨てている方も多いと思いますが、なんと、家庭のごみの約30〜40%は生ごみだそうです!!そしてその生ごみの90%は水分と言われています。
私は今でこそコンポストをしていますが(と、言っても堆肥置き場に野菜クズを放り投げるだけのズボラコンポストですが、、、)かつて東京で暮らしていた時はごみとして捨てていました。
ごみとして捨てるという選択肢しか知らなかったというか、そういうものとして認識していました。
でも土に還すことが当たり前となった今は、ごみとして捨てることに違和感を覚えるようになりました!
みなさんもこれをきっかけに生ごみにアンテナを立ててもらえると嬉しいです。
生ごみをごみとして焼却処分してしまうことは、
大変な負担(輸送コストや燃料を多く使う)がかかります。
そればかりか、野菜が大きくなる大切な栄養を捨てるなんてもったいない。
そう思いませんか。
生ごみは栄養バランスが良く、
上手に堆肥にすれば、野菜やお花がぐんぐん育ちます。
これまでかかっていた負担(ごみ出し、ごみ回収、焼却)がなくなり、
それによって二酸化炭素が減ります。
ごみ袋代も少なくてすむし、美味しい野菜が育つし、いいことばかりです。
生ごみを堆肥に変えるコンポストの作り方には様々ありますが、
お庭がなくてもベランダでできて
臭いもほとんどない
ダンボールコンポストがおすすめです。
(じゅんなまけんパンフレットより)
また、生ごみをなるべく出さないような生活を意識することもいいなと思います◎
食べ残しをしないように作る量に気をつける、
食材を腐らせないように使う量を考えて買い物する、
野菜はまるごと使うようにする、、、などできることは沢山ありそうですね!
博多の街中にあるホテルの屋上菜園。
ホテルで出た生ごみで堆肥を作り、その堆肥で野菜やハーブを育てている。
ここで収穫したものは、朝食のサラダやウェルカムドリンクのハーブウォーターとして提供しているそう!担当スタッフが2週に一度訪問し、メンテナンスやアドバイスを行っている。
たのしい循環生活
わたしたちがめざすのは
必要なものが地域で循環するたのしくて安全な暮らしです。
まじめに、真剣に。でも肩の力を抜いて
みんなでたのしく取り組みたい。
それがわたしたちの活動
「ローカルフードサイクリング」です。
生ごみから堆肥ができるのってすごい。
土をつくり、野菜を育てるのっておもしろい。
自分たちが育てた食べ物は本当においしい。
喜びと感謝、たくさんの笑顔。
そんな「たのしい循環生活」をわたしたちは世界中に伝えます。
(じゅんなまけんHPより)
このローカルフードサイクリングの活動が全国に広まったら、楽しいし、面白いし、美味しいし、地球にも優しい、おまけに生ごみの焼却処分にかかっていた税金も減り財政にも優しい!!
栄養循環に加えて豊かさや幸せも循環するこの素敵活動が、なぜ広まらないのだろうとちょっとモヤモヤしています。
やはりただ単に知られていないからなのか、、、
自分で堆肥を作って、野菜を作ってってなかなかハードルが高いですが、自分の暮らす地域で(特に都市部)こんなシステムがあったら、生ごみをごみとして捨てなくてよくなりますね◎ そして野菜になって還ってくるなら、コンポストも頑張れる!!
個が大事なのはもちろんですが、コミュニティの大切さや可能性を肌で感じた撮影の日々でした。
ちょっとまとまりのない報告になってしまいましたが、、、
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
スタッフのみなさんが本当に気さくで優しい方ばかりで私もじゅんなまけんのスタッフになった気分で楽しく撮影の日々を過ごさせていただきました。
由衣子さんはじめ、スタッフの皆さまには本当にお世話になりありがとうございました!
福岡にお住まいの方をはじめ、福岡に遊びに行く機会がある方はぜひじゅんなまけんの活動に参加してみてくださいね!
コンポストをやってみたいけどやり方がよくわからないという方は、じゅんなまけんのホームぺージからコンポストキットを購入してはじめてみるのもいいかもしれません!
今のあなたの暮らしの中から小さな循環の芽を咲かせてみませんか?
Kei
【問い合わせ】
〒811-0201 福岡県福岡市東区三苫4丁目4−27
TEL:092-405-5217(9:00〜17:00 ※定休日:土日祝日)
FAX:092-405-5951
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後までお読みいただきありがとうございます^^
引き続きサポートや応援よろしくお願い致します!
—————————————————————————————————————————
このプロジェクトの仲間を随時募集しております!
ただいま動画編集できる方を大大大募集中です◎
あとツアー動画を英訳してくれる方も大募集(この素晴らしい活動をされてる皆さんのメッセージを世界に伝えたい!)
ご飯食べってて!お茶してって!宿になるよ!という方(基本的に車中泊なので寄るところがあると助かります、あとお話会とかもドネーションでやってます。)
こんなサポートできます!というオファーも大歓迎です。
私のスキルを活かしてこのプロジェクトに貢献したい、盛り上げたいという方は、メール ( simpleliving44@protonmail.com)にてご連絡お待ちしております。
—————————————————————————————————————————
それでは、また!
Kei
下記からでも連絡受け付けてます。
コメントを残す