ホームスクールという選択肢

先週の金曜日からホストファミリーは所用で1週間ほどウェリントンへ。

ホスト不在の間はホストマザーの友達ファミリー ( 母と15歳と12歳の娘 ) が馬や犬、猫の世話をするためにこの家にやってきた。動物を飼っているとなかなか家を空けることは難しいけれど、なんとも柔軟な関係性に驚いた。

そして、その友達ファミリーもホームスクールをしているからこそ、時間に縛られず長期滞在が可能なのだ。

1つの家にいながら2つの家族を体験!

住む人が違うと流れる時間も過ごし方も全然違ってなかなか面白い体験をさせてもらった。

そしてホームスクールの形も全く違っていてとても興味深かった。

ホストファミリーの11歳の娘さんの過ごし方は馬の世話をしたり、馬が出てくるドラマシリーズを見たり、友達と遊んだりして過ごしていている。

机に向かって勉強するという姿は見たことがない。そもそもこの家には子供用の勉強机など存在しないのだ。彼女はアルファベットは書けるものの読み書きがあまりできない。家族の方針はわからないが、本人がその気になるまで待つスタンスなのかもしれない。

習い事は週1でダンス。あと毎週月曜日にホームスクールの子供達が集うプレイグループに所属している。( 詳細は聞いていないのでよくわからない )

友達ファミリーの12歳の娘さんは朝食が終わって少し経ったあと「今日は算数をやる日なの。」とプリントが挟まった分厚いファイルと教科書を持ってきて勉強をはじめた。と、言っても一日中勉強する訳ではなくプリント一枚がその日のノルマのよう。

終わったあとは一緒にボードゲームをしたり、外に出てトランポリンをして遊んだ。

彼女は語学が達者ですでに英語とスペイン語とドイツ語が話せるトリリンガル!今はマオリの言葉をお母さんと一緒に学んでいるそう。

習い事はタップダンスとチェロ。

タップダンスの様子を見学させてもらいに行ったのだけど、その素晴らしさといったらもう!84歳のおばあちゃん先生を筆頭に40代~70代の生徒4人と12歳の彼女。古くて狭い体育館の中でステップを刻む姿はまるで映画のワンシーン!

彼女の母親は学校に通っていたら平日の昼間のこのクラスは受けられないし、子供向けのクラスだとここまでのレベルは学べないから本当にラッキーと話してくれた。

そしてこのファミリーは生粋のアウトドア好き。トランピングにマウンテンバイクにロッククライミング!ニュージーランドにとどまらず、アメリカやインド、ラダックにも行ったことがあるそう。来週からはなんと2週間ほど3人で山小屋へボランティアをしにいくという。

学校という縛りがないからとにかく学びの幅が広い!

と、言ってもニュージーランドでは少数派のホームスクールという形。

「親族からはなぜ学校に行かせないのか、家で実際どこまでの教育ができているのかなど反感を持たれ、毎回説明しないといけなくて大変だった。それでも子供達の姿が全てを物語っていて、親族や周囲の人達もやっと理解してくれるようになった。」と彼女の母親が赤裸々に話してくれた。

子供と過ごす時間を大切に子供達の可能性に寄り添う親の姿。

ホームスクールの形は家庭によって本当に様々だという。それでも教室の中にこもって机上の上で学ぶより、遥かに刺激的でより実践的で、生きることに直結した学びができるホームスクールという形には沢山の可能性を感じる。そしてホームスクールで育っている子供達を目の当たりにし、彼女達の姿が本当に全てを物語っていた。

学校に行かせることは簡単だけど、その質ってどうなんだろうと本当に思う。

もし自分に子供ができた時にはホームスクールという選択肢を子供に与えてあげるのもひとつだなと思う。

私が決めるのではなく、あくまで選択肢を与える。

これからは教育も自分達で選んでいく時代になるのかもしれませんね。

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